公式Twitter配信中!>>

資格よりも重要。栄養士でFPのママライターが思う、人生の活かし方

こんにちは。ふみこです。月曜日から金曜日まではサラリーマン、家に帰れば主婦&3歳児を育てる母、週末は金融ライターとして活動しています。

資格だけは持っている私ですが、資格さえあればライターの仕事ができるのか、そんな話を今回は書いてみますね。

目次

そもそもライターになったきっかけ

ライターの仕事を始めたのは3年ほど前。始めたばかりの頃は、どういう記事を書けばよいのかまったくわかりませんでした。

栄養士の資格も持っていたので、サプリメントのおすすめ記事を書いたり、妊娠中に取り入れた健康法を書いてみたり、今までの転職のエピソードを書いてみたり、とにかく「書けそう!」と感じたものはみんな応募して書いていました。

単価1円のアンケートも50件はやったような。

継続でお仕事をもらえることもあれば、一つ書いただけでボツになり、書くのをやめたジャンルもあります。(個人的にはブログ記事の代筆は相性が悪かったです)

試行錯誤しながら継続してみて、クライアントさんと長いお付き合いができたのは、専門分野である栄養のことと、金融のことでした。

やっぱ資格じゃん!?

そんなことを書いていると、「やっぱり資格を活かさないと!」「今持ってる資格を活かしてライターになろうと思います!」「〇〇の資格を取ります!」そんなお声も聞こえてきます。

実際はどうかというと、資格だけでは1円ももらえないのが現実なんです。

いきなりシビアなことを言ってごめんなさい。

資格を持っている、といっても、得意なところもあれば、苦手なところもあります。

私は栄養士として仕事をしていたことはありますが、分野としては老人ホームの入居者向けの食事がメイン。幼稚園児の食事や妊娠期の食事については教科書レベルでしか知りません。

おそらく現役ママのほうが、幼稚園児向けの簡単おやつとか得意なはず。お子さんを2人3人産み育てているママのほうが、妊娠期の健康管理についてはお手ものです。

金融についてもそう。

ファイナンシャルプランナーの試験にはいろいろな分野があります。私自身、資産運用、ライフプランニング、保険、住宅ローン、不動産etc.…お金にまつわる様々な知識を学びましたが、不動産の知識に長けているかと言われれば、お恥ずかしながらそれは嘘になります。

なぜなら、私は不動産屋さんじゃないから。

不動産屋さんであれば、立地、家賃の相場、敷金礼金の設定、賃貸と持ち家のメリットとデメリット、そのあたりは実務経験を通してわかるはずですし、ライターとしてもかけるネタが豊富です。

しかし、実務で経験がないと、教科書に毛が生えたくらいの知識しか持ち合わせていません。

教科書だけの知識しかない人に仕事は来ない

ということは、ライターとして保育園の食事のことや不動産の知識についてライター業をするのは至難の業です。

今の時代、ネットで検索すれば教科書的な知識なんてどこでも手に入ります。そもそも、専門家が書いた教科書のほうがためになるし、読者もそちらのほうが良いでしょう。

つまり、餅は餅屋。資格があっても、経験していないことは書けないんです。

書けても、経験してないからうまく書けない。書きにくい。筆が進まない(ウェブライターだから筆じゃなくてタイピングといったほうがいいのかしら笑)そうすると、クライアントの満足する記事もかけない。つまり「お金にならない」んです。

だから、資格さえとっていれば、勉強さえしていれば、お金になるというのは間違いではないけれども難しいんです。

資格よりも大切なこと

ありがたいことに、二年以上お付き合いさせてもらっているクライアントさんは、「あなたしか書けない」と言ってくださっています。

クライアントさんとはメールのやり取りのみ。けど、クライアントさんには、普段の仕事の内容、夫の仕事のこと、子どものことなどの事情も伝え、そのうえで「私だからこそ書けること」を伝えています。

ただ単なる金融の知識ではなく、子育て世帯に今まさに役に立つこと、会社員の世帯または自営業の世帯だからこそ知っておいてほしいことを、Web記事を通じてお伝えしています。

「私にはそんな資格がないから…」「特技もないし…」そんな方もおられるかもしれません。けどここであきらめるのはまだ早いです。

誰にだって「私にしか書けないこと」はたくさんあるはずなんです。私は私、ほかの誰でもありません。あなたはあなた。他の誰でもないはず。似たような人生を送っていたとしても全部同じ人生なんて、双子でもありえません。

だから、私が「子育てママとして金融ライター」ができているように、あなたも「〇〇としての△△ライター」というのがあるんです。まだ見つけていないだけで。

人生いろいろ書くのもいろいろ

たとえば専業主婦の方。ご主人のお給料の中で家計のやりくりに関しては誰にも負けないはずです。また、ワンオペ育児をこなしている方もおられるでしょう。その方にとっては当たり前の日常でも、保育園にまかせっきりの私からすれば「家事も育児もすべてこなすスーパーママ」と思います。

それから離婚してシングルで子育てをしてきた方。「私の勝手で別れたんだから」と、謙遜される方も多いのですが、仕事も育児も学校行事も家事も、お父さん役もお母さん役もこなしてこられ、立派に子どもさんを育てられてきたというのは心から尊敬します。

ずっと独身で来られた方だってそう。一人で生きていくと腹をくくって、悔いのない人生を切り開いています。仕事をやめればとたんに収入が途絶えてしまう、そんなプレッシャーの中で生きている、その逞しさを求めている人は多いはず。

女性だけに絞って書きましたが、「私にしか書けないこと」は、たくさんあるかと思います。

自分の人生、そんなアイドルでもないし、偉いさんでもないし、だからとても見つけにくいです。だってそれが「日常」だから。けどその経験は、ほかの人には「すごいこと」「ぜひ参考にしたいこと」「学びたいこと」なんです。

Webライターの性質上、「クライアントからの要望に応える」のは最低条件。それに加えて、「私にしか書けないこと」を文章に編み込んでいく。

すると、その記事を読んだ人には、「教科書だけでは得られないもの」を、Webを通して伝えることができるのです。

「資格さえあれば稼げる!」そんなキャッチフレーズが心地よく聞こえるかもしれませんが、Webライティングの世界では、まずあなたの人生経験を活かすのはいかがでしょうか。そもそも元手ゼロなんですから。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次