未経験でも、副業でも、「ライターやってみたい」といえる人が増えた、4つの理由

未経験でも、副業でも、「ライターやってみたい」といえる人が増えた、4つの理由

本田もみじです。

クラウドソーシングを使って副業をしつつ、その経験を生かして「WEBライター養成講座」の講師としても活動しています。

最近、友人などに自分のやっている活動を話すなかで、「私も書きたい」「やってみたい」といわれる機会が増えてきました。

そこで、文章を書き、それを副業として行うことについて少し紐解いてみようかな、と思います。

 

ライターになりたい、ではなく「やってみたい」といえる時代がきた

まず、どうして「ライターやってみたい」と言われる機会が増えたのか、その理由を考えてみました。

ここで重要なのは、「フリーライターになりたい!」ではなく、「経験はないけれど、ライターとして文章を書いてみたい」というニュアンスが強い、ということ。

そこに大きな社会的理由があるのではないか、と思ったわけです。

理由①副業に対する全体イメージの変化

少し前まで、「副業」には怪しいイメージがありませんでしたか?

あて名書き・ポケットティッシュにビラを詰めるなどの、内職系。そして水商売・口コミサイトへの投稿・テレクラのサクラなどの、覆面で社会の隙間を縫って行うアングラ系

とにかく副業は、決して明るく大っぴらにするようなものではなく、「バレないように行うもの」でした。

(あ、アングラ系に偏見はありません。スナックやバーのバイトで学費を稼いだ経験がありますし、おかげさまで飲み屋という空間、カオスな夜の街が大好きです。また、若いころはチョイと怪しいバイトもいっぱいしました。この話はまた今度!)

その後、ネットオークション・フリマ出品など、その中間にあたるものが出てきましたが、それでも「なるべく誰にも知られたくない」「会社に内緒で」というやや後ろめたい気持ちで行っていた人が多いと思います。

しかし、時代はあっという間に変わりました。

今や副業をしている人は、本業以外にスキルを持っている人であったり、セルフマネジメントができる人だというプラスイメージが広まりつつあるのとともに、「本業だけで人生終わらせていいもんかッ」という気概を持ったミドル層が増殖。

私たちは、副業が決して後ろ暗いものではなくなった転換期を、リアルに見ているのです。

理由②副業で稼ぐお金に対する、価値観の変化

同時に、副業で手に入れるお金への意識も急激に変化しています。

WEBライター養成講座の受講生は、半分以上が私より年上。ほとんどの方が普通に「いいお仕事」に就いていますが、副業に興味があって講座に通ってこられます。

しかし少し前、会社に内緒で副業をしている人というのは、借金に追われている・稼ぎが悪くて生活苦におちいっている…などと思われることが多かったのではないでしょうか。だから人にはあまり言えず、こっそり行うしかなかったのです。

(中には不動産投機で…株の運用で…というラッキーでリッチな人もいたはずですが、そのような一部の人たちの存在はいったん横に置いておきます)

でも、今の時代は、ぜんっぜん違います!

みな、「少し副収入があったらより豊かになると思って」「月に数万円あったら、これができると思って」と、現在と未来を発展させるために、臆せずに副業がしたい、と宣言しています。

私は、このことこそ、今の日本で一番「希望の持てる」大人の意識転換ではないかと思っています。

理由③自分のアイデンティティに対する意識の変化

みっつ目は、会社員として働く人の意識変化。

副業=副収入にとらわれず、「会社にいる私以外のアイデンティティ」を持つマインドに寛容な社会が、急速にできあがりつつあります。

以前は「ワタシ=〇〇株式会社の、総務部の人」「ワタシ=〇〇ブランドの、店員の人」という、属する会社から与えられた明確なアイデンティティがあり、ときにそこに縛られつつも、生活・人生の大半をその会社に支えてもらうのが当たり前でした。

しかしそれは、人はいろいろな面を持っているという事実から、目を背けていたということでもあります。

「〇〇株式会社の総務部」に在籍しつつ、「父親・母親」であったり、「誰かの恋人」であったり、「野球サークルの一員」であったり、「20年来通っているバーの常連」であったり、「有名猫ブログの運営者」であったり、あげるとキリがないほど、ひとりの人間には多面性がありますよね。

で、最近はその多面性を「おおっぴらにいえるようになってきた」。

交流会など、はじめての人と出会う機会でも、「IT関連企業に勤めつつ、アマチュア写真家やってます」「派遣で働きながら、パン屋で修行してます」という、少し前なら「あらあら…この人、キチンと正社員でお勤めできているのかしら?」という固定概念に由来する、冷ややかな目で見てくる人が激減した。

そうなると今までコソコソしていた人も、自分の根本的な気持ちから発生した、会社以外のアイデンティティについて堂々と話せるようになります。

「実は、趣味でフラワーアレンジメントをしていて、個展を開くことになりました」

それを気軽に伝えられる風潮に、(やっと)なりました。

だから、「生活のために必死になるわけじゃなく、サブの自分の仕事として何かに取り組みたい」とえる人が増えているのだと感じています。

理由④社会そのものの変化

同時に、社会も大きく変化しました。

みな、終身雇用の時代は終わったことを全身で感じているでしょう!?

国も、会社も、国民の将来を背負う力はありません。だから副業を容認せざるをえないのです。でもそれでいいと思います。国が弱ったなら、国民が対策します。日本国民はそんなに弱くないですよ。

だから、副業もどんどん認めてくれ!
そしてどんどん、国民が豊かになる手助けをしてくれぃ!

 

というわけで、以上の4つの大きな変化が後押しとなり、「へー、副業ライターか…」と思った未経験の人が無意識に心のブロックを外し、臆せずに「やってみたい」「どうしたらいいの?」と私に聞いてくるようになったのだと思います。

 

誰しもが持っている、アウトプットの方法

さてここまでは、副業に対するお金と心理ブロックの話。

ここからは「書く」という行為についての話

あなたの絶対的な領域

私は常々、「人が、思いをアウトプットする方法」について考えています。

たとえば私は幼少期から、頭の中で考えた何かを、文章として組み立てることでしか、うまくアウトプットできませんでした。

私はおしゃべりな部類の人間ですが、話言葉にするといいたいことを伝えられないし、要点をまとめられないし、いつも脱線。

でも、ペンもしくはキーボードに向かうと、胸の中にある実体のない「アレ」を言語化できるし、なかなかいえない想いも自分の外に出せる。

そして何より、書くというアウトプットにともなう大きな快感に魅せられています

そしてその「アウトプット方法」は、人によってまったく違うと感じています。

誰かにとっては、歌うことであり、ギターを鳴らすことであるかも知れません。
また誰かにとっては、絵を描くことであり、写真を撮ることであり…
もしかしたら料理、刺繍、緑を育てることかも知れません。

別に誰にもいわなくていいし、お金になっていなくてもいい。

とにかく、他人には絶対に分からない、自分の中の「アレ」を出し切るための、自分の絶対的領域。

誰しも、その領域を持っていると思っています。ただし、明確に自分で認識している人は少ない。

本当は歌がその人にとってのベストなアウトプット方法なのに、なぜか心理的にブロックしている場合もあります。また、自分なんて…と妙に卑下し、素直にアウトプットの快感を楽しめていない人もいるでしょう。

だから、それを見つけられた人は幸せなのです。
胸を張って、「私は〇〇で、自分の中にあるものを放出しています」といっていいんです。

書きたいと思ったなら、書いてみればいい

で、自分なりのアウトプット方法をすでに見つけて実行している人は、漠然と「ライターやってみたいな」とはならず、自分の道を突き進んでいるはず。
(書くという行為を、副次的なスキルとして求めることはあるでしょうけど)

そうではなく、「自分の中にあるアレコレを、もしかしたら書くことで放出できるのかも知れない…」と、うっすら意識し始めた人に、「ライター、やってみない?」という私の投げたピースがパチンとはまっているのだと思います。

もちろん、本気でライターとして生きていくには、相応の覚悟がいります。
ミドルになってからの下積みには、想像しなかったハードルもあるでしょう。

でも、専業ライターになったり、メディアでバズる華々しい記事を書けたりしなくても。

「社会変化」と「WEBというインフラ整備」の恩恵をいっぺんに受けていることを、もっともっと大切にして書くという行為を、自分のアウトプット方法として試してみる人が増えたらいいなと思っています。

そして、「稼げまっせ」というモチベーション以外の人たちが、新しいかたちでライティングに正しく取り組むことで、結果的に報酬を得たり誰かに喜ばれたりすればいいな、と考えています。

それは、ここまでゴールドラッシュのような黎明期だったWEBライティングの世界に、秩序を生み、WEBの世界を良い文章で満たすことにつながります。

(ちなみに私は、「社会変化」と「WEBというインフラ整備」の恩恵をいっぺんに受けることがでできている今の時代は、数千年に一度のラッキー期だと思っています。21世紀、バンザイ!

 

ライターっていう選択肢もアリだな、と思った方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
入り口は、予想より広く、きちんと開いていますよ。

 

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本田もみじ

本田もみじ

このサイトの運営者。元道産子、関西が大好きで定住してしまったWEBライター。ベンチャー企業勤務とライター業をパラレルで行き来する日々を送り、ライフワークはアジアの仏教美術巡り。