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発達障害ライターが聞いてみた!当事者女性が考える人付き合いと恋愛

どーも、スンダヴ@1PVFisXfm6gY8qdです

平成ももうすぐ終わりですが、次の時代が発達障害当事者にとって生きやすい時代であればいいなと願っています。

さて今回は、人間関係で悩みを抱えるえりまい(襟田麻衣)さん@maiword918(以下えりまいさん)にお話をお伺いしました!

発達障害当事者は「人間関係がうまく行かず、集団の輪に入れない」という悩みを多く抱えている方が多く、症状の事もなかなか相談できないという苦しみがあります。

スピード結婚からの離婚など様々な体験をし、人間関係や恋愛について独自の考えを持っているえりまいさん。

お話を聞くことで、発達障害当事者の人間関係へのヒントが見えてきました。

今回インタビューを希望されたえりまいさん

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感想(4件)

目次

人間関係に悩み・・・えりまいさんの特性と「生きづらさ」

「ASD(自閉症スペクトラム)とADHD(注意欠陥・多動性障害の混合です。診断書にはASDと書かれていますが、個人的にはADHDの方が強いと感じています」

自身の特性をこのように語るえりまいさん。

学生の頃は優等生でしたが、「回りの人と仲良くできない」ことに悩んでいました。

「子供の頃はコミュニケーションが苦手、おてんばで喧嘩の際に手がよく出る性格でした。結果グループの輪に入れず、先生から問題視されていたぐらいです。友達と遊ばず、木登りをしたり漫画を描いたりして休み時間を過ごしていました。いじめも受けたことがあります」

そのような日々が続いた結果、えりまいさんは高校2年生の頃から不登校になりました。

これではいけないと通信制の高校を卒業しましたが、その後入学した通信制の芸大は中退。

行き詰まりを感じたえりまいさんは、家に引きこもる日々を送ることになります。

「誤解されがちなのですが、人付き合いが嫌というわけではなく、むしろ積極的に関わりたいんです。人と関わりたい、受け入れて欲しいと思いながらも、うまくいかない悩みをずっと抱えていました」

きっかけはビジネス塾だった〜えりまいさんの人見知り改善法〜

解決が難しい「生きづらさ」を抱えていたえりまいさんでしたが、2016年にとあるビジネス塾に参加したことが転機になります。

「ビジネス塾なので、私以外の方はみんな起業している人物でした。すごい気後れしてしゃべれなかったのですが、『人見知りするなんてもったいない!どんどん交流しよう!』と言われハッとなりました。そこからはメンバーと交流し、飲み会にも積極的に参加するようになりましたね。知り合いもたくさん増えました」

この出来事をきっかけとして、コミュニケーションの勉強も始めました。

「アサーションというコミュニケーション技法を主に学んでいます。簡単に言うと、『人は誰でも自分の要求を表明する権利がある』という考え方です。呑めない要求に対してはっきりノーといい、自分はこう考えるからこうして欲しいという主張をする習慣が身につきました。少しずつ人見知りも直り、自分の意見を表明できるようになったと感じます」

そんなえりまいさんに、新たな出会いが待っていました。

引きこもりからのスピード結婚!?えりまいさんの幸せと挫折

えりまいさんは、マッチングアプリで一人の男性と知り合うことになります。

「彼とは2018年4月に知り合い、アプリ上で連絡を取り合っていたんです。一度会ってみようということになり、初めて顔を合わせたところプロポーズと交際の申し込みを受けました。夫と付き合うまではダメな男の人とばかり付き合ってたので、そういう人だけじゃないんだと感じましたね。」

そのまま交際は順調に進み、2018年中には結婚。

幸せの絶頂であると思われましたが、特性からくるトラブルに悩まされることになります。

「人見知りは改善していたので、結婚するまでの短期的な関係は問題ありませんでした。しかし、いざ結婚して長期的な関係を築く段階になると、見捨てられ不安など感情の起伏が安定しない状態に陥ったのです。

感情的になってしまい、手が出てしまうこともありました。そんな時も夫は許してくれるなど配慮してくれましたが、最終的には追い詰めてしまいました。受容の精神、夫婦間の信頼をもっと大事にすべきだったと思います」

最終的に、夫とは離婚することになってしまったえりまいさん。

「最後に『あなたが嫌いになったわけではない』といってくれましたのが救いでした。感情を抑える方法は常に探していますし、方法があるなら教えてほしいです」

様々な経験を経たえりまいさんが伝えたいこと

このような経験を経たえりまいさんは、発達障害と恋愛についてこう考えています。

「発達障害だから恋愛、結婚してはだめということはないと思います。それは個人の自由です。ネット上で批判する人もいますが、みんなの自由恋愛が認められる時代になって欲しいと思います」

また、発達障害の「生きづらさ」解消については、以下のような考えを持っています。

「発達障害はメンタルが大事なので、うつ病にだけはならないよう注意が必要だと思います。そのためには環境調整が大事です。メンタルさえ安定すれば、副業やパラレルキャリアなどさまざまな働き方で人生を模索できます。

自信がない方は、会社ではなくコミュニティに参加するもいいでしょう。『こくちーず』を筆頭に、コミュニティ参加者を募集するサイトも増えています。『何かを学びたい』という人はどんどん増えているので、恐れずに飛び込んでみましょう」

えりまいさんの今後の目標

様々な経験をしたえりまいさんですが、現在は新たな目標に向けて行動を始めています。

「まずブログを立ち上げて、色々な情報を発信していこうと計画中です。イラストや詩などのコンテンツも作って、それを仕事に繋げていきたいと思います。

結婚生活の失敗で自己肯定感が低い時期が続きましたが、今は『自分にだめなところがあってもいい』という気持ちです。世の中に絶対的なものはないので、自分で自分を決めていいと思います」

発達障害特有のコンプレックスや自己肯定感の低さを克服し、自分らしく生きたい。

これが、今のえりまいさんの目標です。

「発達障害が悪いというわけではなく、『時代のせいで結果的に生きづらい特性になっている』という見方が正しいと感じます。

時代が変われば極悪人とされた人が再評価されるように、発達障害も将来的には見直しが進むでしょう。自分を失わずに、むしろ自分にできないことを見つけましょう!」

ブログ 生きづらさ解消学

https://maierita.jp/

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