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定期的に初心にかえろう~ライター入門講座に参加する3つのメリット~

こんにちは、防災ライターの南部優子です。

今回は、WEBライターになりたい人の入門講座に参加したことで、改めて「初心にかえる」ことの大切さをかみしめたという話です。

目次

卒業生が再び入門講座を受ける意味は、どこにある?

私が出席したのは、WEBライターになるための実践セミナーを受講する前座として開催された入門講座です。

WEBライターとはどういったものなのか、どうやったらなれるのか、継続させていくために必要なことは何か、そういった基本要素を2時間ほどの間に概説していく入門編です。

つまり、すでに実践セミナーを受講し、かつWEBライターとして実績ができている卒業生にとっては、すでに知っていることばかりが話されるに決まっているわけです。

それなのになぜ私は、わざわざ時間をつくって参加しようとしているのでしょうか。

 

実のところ、ほんとうに参加してみるまでは自分でも、入門講座を受け直す意味があるのかわかりませんでした。

ただ直感で「これまでに出会ったことのないシチュエーションに遭遇したときは、挑戦してみるほうがいい」と思っただけだったことを、ここに告白しておきます。

ですが、実際に参加してみると、想像以上に成果を得ることができたのです。私の直感は正しかった(笑)

ということで、今回の経験から学んだ、「いまさらと思ったことでも改めてやってみて『初心にかえる』ことで得られるメリット」を、3つ挙げていこうと思います。

初心にかえるメリット(1)新しい情報が得られる

今回は、前回から8ヵ月ほど経ってからの再受講でした。

間隔としては、まだ1年も経っていないわけですが、それでも講座の中で話される内容は、ずいぶん新しいことが増えていました。

特にWEBライターの技能に必須となるクラウドシステムの部分や、WEBユーザーの動向に関するマーケティングの部分は、定量的にも定性的にも、8ヶ月の間でずいぶん変化が生じています。

近年のWEB関連事業はドッグイヤーを通り越してマウスイヤー、つまりネズミの寿命ほど短命でサイクルが早い、ついていくのが大変な状態だと言われていますが、目の当たりにした気持ちになりました。

 

ライターとして日々の作業に追われていると、関連する知識の収集は多くても、WEB業界全体の動向は見落としがちです。

こうして受講の時間をつくることで、自分ひとりでは集めきれない新情報を手に入れる必要を痛感しました。

と同時に、自分が体を張っていこうとしている世界の情報の速さ、入手の偏りを改めて実感し、身が引き締まりました。

初心にかえるメリット(2)まだまだやと実感できる

 

入門講座の講師とは卒業後もいろいろな仕事で一緒に動くことがある間柄で顔見知りになっていますし、折に触れてその都度起きていることもお聞きしています。

だから、その方のことは割とよくわかっているつもりでしたが、改めてこれまでの経過や実績、現状の成果などをお聞きしていると、やはりすごいなあと。

この入門講座では、講師の実際のライティング量や評価、報酬額なども含め、かなり踏み込んで内情を語ってくれます。自分の半年間くらいの歩みなんて、どんなに初歩だったかを思い出させてくれるのです。

私はのせられやすい性格なので、引き合いが2、3件続いただけで有頂天になっちゃって、「私っていけてるライターなんとちゃう?」と思いあがってしまい、自分から営業したり提案したりするのをさぼっちゃうんですよね。

それが、10年以上先を走っている人でも毎日じたばたと営業を繰り返して現状維持ができているのだと知らされると、うっかり喜んでおさまっている場合じゃないなと背中を押された気分になりました。

いつも身近にいる人の稼ぐ本気をみることほど、姿勢を正されるものはありません。

初心にかえるメリット(3)総合力を高められる

メリット(1)のところで情報の新規性に関する話をしましたが、情報にはもうひとつ、重要な側面があります。網羅性です。

一人でライターの仕事をしていると、専門的な知識は深くなります。また、件数をこなすとライティングスキルも上がります。

ただ、知識や技術を厚くするだけでは、ライターとしては長続きしないのです。ライターとして指名がかかる状態が継続しないと言ったほうが良いかもしれません。

副業にしろフリーランスにしろ、ひとりで仕事を続けていくためには、自分の中にプレイヤーとマネージャーのふたりを同居させなければならないわけです。

頭ではもちろんわかっているのですが、具体的にうまくバランスをとれているかと言われると、なかなか難しいものです。

こうした入門講座は、必ず把握しておくべき基本を網羅し、体系的に示してくれるため、今の自分がどの部分に偏ってしまっているか、これから伸ばしていくのはどこがよいのかを知ることができます。

ライターとしての総合力を高めるために、自分のもつ強みと弱みを整理し、今後成長させていくべきポイントに気づかせてくれるのです。

まとめ~初心にかえるのは姿見に全身を映すこと~

以上、簡単ですが、ライター実践者が入門講座に参加し「初心にかえる」ことの大切さに気付かされたお話をいたしました。

いろいろな人から高評価を得る仕事が増えてくると、プロとしてのプライドもでてきて、初心者向けの話は「もう今の自分には必要ない」「学ぶべきところはない」なんて思いがちですが、実は、玄人ほど受けるべき意味も大きいのだと感じました。

 

「初心にかえる」というときの「かえる」には、「返る」と「帰る」の字があてられます。

ものごとを元の状態に戻すときは「返る」、人が元の場所に戻るときは「帰る」とすることが多いのですが、心の状態をスタートのときの気持ちに戻す意味としても、かつてのスタートラインに立ち戻り心機一転させていく意味としても、「初心にかえる」大切さを忘れないでいこうと、改めて思いました。

 

フリーランスで生きていると、技術的なスキルアップは機会をつくりやすいのですが、自分のキャリアをレベルアップする機会はなかなかもつことができません。

入門講座を再受講するというのは、網羅的に基本軸を思い出し、自分の現状と今後の方向を見定めていくための「全身を映す姿見」のようなもの、大きくレベルアップするときの棚卸しに最適なのかもしれないと気付かされました。

このような機会を与えられたことに、感謝です。

 

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