2019年4月1日、新元号令和発表。元号は日本の総合点を上げる区切りの役目を果たすと思う

2019年4月1日、新元号令和発表。元号は日本の総合点を上げる区切りの役目を果たすと思う

2019年4月1日、予定の11:30を10分ほど過ぎて、新元号が発表された。

4月1日は毎年やってくるけれど、今年の「今日」は、なかなか歴史的に貴重な日だった。

そんな今日のことを、個人的観点から少し書き残しておこうと思う。それは、ライターとして今日を生きた人間としての、ちょっとしたミッションだと思うから。

「令和」の由来とか、意味とか、内閣府の動きとかそういうのは、発表から数時間でネット上にどんどんまとめられているので、そちらを見てください。

令和発表の瞬間、私はスタバにいた

2019年4月1日は、月曜日、普通のウィークデー。

だから一般の会社員、また接客の現場などでは、お昼休憩まで新元号を知ることはできなかった人もたくさんいるはず。

しかし私は、会社員だけどフルリモートワーカー!
せっかくなので、元号発表の瞬間を見届けたいと思った。

小6、祖父に怒られた記憶しかない「昭和から平成」

昭和から平成になったとき、つまり1989年の1月7日、冬休みの私は青森県の祖父母の家にいた。

昭和天皇が崩御し、平成が発表される…という歴史的な流れについては、はっきり覚えていない。
なにせ小学校6年生だったから。

しかし、ドタバタと鬼ごっこをしていた私といとこたちに、祖父の大カミナリが落とされたのは鮮明に覚えている。

「天皇陛下がおかくれになったというのに、お前らは!!」と、鬼の形相で追い回され、昭和天皇の肖像の下で正座させられたのだ。従軍経験もありいつも怖かった祖父は、その日、泣いていた。

テレビにかぶりついている大人たちの口からは、子どもにはわからない単語。それに続く、自粛ムード。わからないなりに、「日本になにかあった」ことは感じ取っていた。

ライブ中継で「令和」を知る

それから30年。

私は42歳になっている。

部屋にテレビは置いていない。
月曜日なので当然仕事もある。

どうせTwitterとかですぐ流れてくるだろう…とも思ったけど、やっぱりリアルタイムで見たかった。

ので、朝からスタバで仕事をして、ランチに出る直前の11:30から、ライブ中継で「令和」を見届けた。どこにいても、PCがあれば歴史的瞬間に立ち会える。これはすごいことだ。

30年前はテレビと新聞がニュースを独占していたが、時代は確かに、大きく変わっていた。

だって、30年前にはネットもTwitterも、そしてスタバだってなかったんだ。

(ちなみに、せっかくなので内閣府のライブ中継で…と思ったら、11:29くらいから接続不良が起き、結局民放で見るはめになった。アクセス集中?)

元号と「区切り」

私は、「元号」という仕組みが割と好きだ。

特に大げさな思想を持っているわけではない。
生活上は、確かに面倒も多い。だから西暦に統一しろという意見があるのも、まあ頷ける。

でも、利便性や効率という面からちょっと離れてみてほしい。

日本人が世界から称賛されている一側面…たとえば「勤勉」とか「風流」とか、また文化的な優位性などがどうして生まれてきたのだろう?

そう考えたとき、私は

「区切り」

の存在を無視できないと思っている。

時間・空間をほどよく細分化してきた日本

日本人は、区切るのがとてもうまい。

日本家屋の、ふすまや障子、格子戸、欄間なんかは、「人やものを完全隔離せず、空間に隙間を残したまま、程よく区切る」素晴らしい文化だ。

そもそも、四季でいやおうなしに生活を区切られている。

そして、二十四節気がいまだに生活の中に根付いていることや、「お祭り」をベンチマークにして営みが続けられてきたことなどを考えても、時間(暦)・空間をほどよく細分化し、そこに衣食住を紐付けてきた日本人の「やさしさ・こまやかさ」が、日本の「総合点」を上げていると思っている。

国家単位の仕切り直しができる日本は強い

元号も、似たような役目を果たしているのではないかな。

元号反対派がいるのもよく分かっているけれど、

「ときの天皇が変わった」「飢饉が起きた」「なんか分らんけど、国がイマイチ回っていない」ってときに

「仕切り直ししよーーーーーー!」

って、「国家」という単位で時間(暦)に区切りを付けることができる。

そしてそれは、前時代をシャットアウトするわけではなく、連綿と続く「日本史」の中のひと区切り。私たちは、あーだこーだいいながら、人生にいくつかの「区切り」をつけながら、進んでいける。

そこには個人的な思い出も紐付くし、誰かにとっては心機一転のチャンスにもなる。新しい文化も生まれるだろうし、経済も回る。

この国家的システム、結構、強いんじゃない?

 

そして、前例にとらわれず「仕切り直し」を行動に移された、天皇陛下は、まったくお強い方だ。

 

素直に区切りをつけましょう

というわけで、平成もあと1カ月。

今日、たまたま私はライターとして発信側にいたけれど、SNSをやっていなくたって、まだ赤ちゃんで改元の記憶が残らなくたって、すべての日本人にとって、ひとつの区切りを迎えることになる。

個人的には「元号が変わる=自粛ムード」という固定概念が覆され、ワイワイと新時代を迎えられるということを、素直に楽しみたい。

つべこべいわずに、まあ、仕切り直しましょ。

きっと、いい時代になりますよ!

 

 

The following two tabs change content below.
本田もみじ

本田もみじ

このサイトの運営者。元道産子、関西が大好きで定住してしまったWEBライター。ベンチャー企業勤務とライター業をパラレルで行き来する日々を送り、ライフワークはアジアの仏教美術巡り。