皆さんこんにちは、元イタリアンシェフのジーンイケダです。
私は以前から出版に興味がありましたので、Amazon Kindleを利用した電子書籍出版の話を聞きに行ってきました。
それがとても魅力的な情報でしたので、自分でも調べ足してシェアしたいと思います。
話を聞きながら思いついた書籍
出版に興味はありましたが、具体的に考えていたわけではありませんでした。しかし、話を聞いているうちに、頭の中に明確なイメージが湧いてきました。料理のレシピ本ですが、こんな感じです。
タイトルは「リタイヤシェフの家ゴハン」
料理の検索は「あいうえお」順。
スクロールは最小限でひとつの料理を説明する。
お洒落な写真。
もちろん手順は簡単。
対象の読者層やアピールポイント、扉の導入文章まで考え付きました。
これには自分でもとても驚きました。説明会という場のエネルギーが集中力を生み出したのでしょうか。講師の方にも「もう直ぐにでも出版できますよ」と言われました。
気を良くしたので、家に帰ってからもいろいろと調べてみました。
電子書籍について
電子書籍はその名のとおり、紙とインクを使ってない本のことです。スマホやタブレットなどの端末が普及したこともあり、利用者が急速に増えてきています。
コンテンツはコミックが中心となって普及してきましたが、ビジネス、実用系の本も年々増加傾向にあります。
Amazon Kindleとは?
Amazon Kindleとは、Amazon.comの規格による、電子書籍専用端末・コンテンツ配信サービスの総称です。日本では2007年にサービスが開始されました。Kindle Storeでコンテンツを販売しています。
当初はKindle専用端末のみ対応のサービスでしたが、現在はWindows・Mac・iPhone・ipad・Androidでも利用できるようになっています。
Amazon Kindleパブリッシング(KDP)を使って出版する
Amazon Kindle Storeが、行う出版サービスのことで、これを利用して、個人・法人問わず、無料で電子書籍を出版・販売することができます。
大きなメリットは、必要なデータである、書籍の本文、画像、書籍登録情報が全て揃っていて、審査が通れば直ぐに全世界の Kindle Storeで販売可能になることです。
Amazonで出版するメリット
ブランディング
Amazonは世界最大級の小売サイトです。ここで一冊でも出版すると、アマゾンにプロフィールページができるので、自身のブランドになります。ステータスとして名刺代わりにも使えます。
著名な書籍とも同列扱い
タイトルや見出しの言葉をしっかり選び、検索時のキーワードに合致すると、著者の有名・無名に関係なく、書籍は同列に表示されます。書店に例えると、売れ筋の書籍の横に平積みされるようなものです。
販売後でも修正や改訂の反映が可能
書籍を出版した後に、改訂や修正が必要な場合、Kindleから読者にデータのアップデート通知が送られます。これは印刷された書籍では不可能なサービスです。
出版がコマーシャルとして役立つ
出版をすれば必ず人目に付きます。書籍の内容を工夫して、自社サイトやブログなどへ導けば、ビジネスにつなげることができます。出版の最低価格99円で広告を出すようなものです。
電子書籍での収入は?
Amazon kindle Storeからの収入は以下のようになっています。
ロイヤリティ(印税)
ロイヤリティは税引き小売価格の70%、もしくは35%から選べます。それぞれの条件は、
70%の場合
販売地域が限定される。(日本は可能地域)
配信コストの負担あり。(日本は1円/MB・ただし10MB以上は配信コスト無し)
契約後90日間は他の電子書籍サイトでの販売禁止。
35%の場合
販売地域を選ばない。
配信コスト負担なし。
販売の制限なし。
無料ダウンロードの分配金
Amazonプライム会員が利用者の場合、毎月一定数の書籍を無料でダウンロードが可能です。このサービスを適応された場合、1ダウンロードあたり、現状は200円ほどが分配されます。
アフィリエイト収益
Amazonが行っているアフィリエイトのアマゾンアソシエイトからの収益。運営するブログなどに、自著のKindle書籍へのリンクを貼り、読者がクリックして購入すると、売価の8%が収益となります。
このようにAmazon kindle Storeの様々な収益パターンを駆使すれば、印刷された紙の書籍よりも、著者の収益は格段に多くなります。
まとめ
私が出版しようと思ったレシピ本は写真が重要で、撮影場所やカメラマンの手配、料理材料の調達など、少し準備に時間がかかりそうなので、直ぐに、という訳にはいきませんが、これだけメリットがあるのなら、近いうちにプロジェクトを立ち上げたいと思いました。
海外では「セルフパブリッシング」と言われ、個人の電子書籍出版がブームになっているようです。説明会でも「メリットだらけでデメリットは無い!」と言われていましたが、出版を考えている方にはとても良い条件ではないでしょうか。
さて、これを読んでいるあなた、私がレシピ本を出したら買ってくれるかな?