公式Twitter配信中!>>

現場仕込みの美容ライター おすすめ! オンライン会議用 パパっとベースメイクアップ

新型コロナウイルス感染症が猛威をふるう中、リモートワークに切り替えた人も多いはず。

オンライン会議や取材など、ほんの数時間だけ自分の顔を世間にさらけ出すために、朝からフルメイクをするのって、なんだか億劫ですよね。

美容ライターという職業でありながら、朝からメイクをしっかりと仕上げるのが億劫な私は、美容の現場で出会ったメイクアップアーティストの考えと技を取り入れて、気になるところだけを狙って、メイクを仕上げています。

ファッションには、ツーマイルウェアがあるのに、メイクにツーマイルはないの…?

そんなお悩みのために、美容の現場で出会ったメイクアップアーティストの考えと技を応用した、オンライン会議用「パパっとベースメイク」を紹介します。

目次

メイクアップアーティストが考えるメイクと一般の人が考えるメイクの違い

しみ、シワ、クマ、毛穴、赤み、黒ずみ、、、メイクアップアーティストは、魔法のようにこれらの悩みから解放します。

私は美容の現場でメイクアップアーティストと何度かお仕事をしたことがありますが、彼らのメイクアップ方法は、私たちが日常的にしている方法とは別の視点で仕上げていきます。

新人だった私と初めてお仕事したメイクアップアーティストは、このように話してくれました。

私たちは、モデルさんの顔の中でバランスが悪い部分をみつけて、その部分をメイクで微修正していくのよ。
例えば、目じりの高さが左より右が1ミリ高い位置にあれば、左のアイラインを1ミリ厚く塗るのよ。

「!!!」

メイクアップとは、「顔のパーツそれぞれに、色を使って“塗る“もの」だと思っていた新人の私は、すごい衝撃を受けました。

人の顔は、どんなにきれいな人でも左右非対称です。目鼻口のパーツの形やバランス、肌の色もまだらで、輪郭や小鼻のくぼみの深さも人それぞれです。

今回は、私がお仕事をご一緒したメイクアップアーティストの技の中から、冬になると気になり始める下まぶたの「クマ」を効果的に隠す方法を紹介します。

下まぶたの「山の形」と「クマ」の正体

下まぶたの「光」と「影」

まず、鏡の中の下まぶたをじっくりと観察…

下まぶたの形は、下まつげに近いところが一番高くて、そこから頬に向かってなだらかに下がっていますよね?

そうです。

下まぶたは、小さな「山」の形になっています。
山の頂上は、光が一番あたるので明るく光っています。
山のふもとは、光が当たりにくいので影になります。

下まぶたには、生まれたての赤ちゃんでも「光」と「影」が存在するのです。

下まぶたに存在する「クマ」の正体

そもそも「クマ」って何だろう?

筆者は、20代に入ったころからその存在を意識し始めました。

課題や遊びで徹夜した日の朝…「クマ」を初めて見た気がします。

年齢を重ねて40代、よく眠れた日の朝でも「クマ」がある…消えない…。

不規則な生活で血行が悪くなることや加齢による色素沈着で発生した「クマ」は、下まぶた全体に降り注ぐ光をさえぎります。「クマ」が発生した下まぶたの山は、「曇り空の“山”」のような見え方をしているのです。

下まぶたの「光」を活かして「影」をひそめる3ステップ

ベースメイクアイテムの種類とその違い

ベースメイクは、肌の色がまだらに見える部分(シミ・シワ・クマ・毛穴など)を隠し、明るさと透明感、ツヤを感じる肌に仕上げるために使うアイテムです。

ベースメイクのアイテムは、大きく分けて4種類あります。

  • 化粧下地(日焼け止め、ファンデーションを均一に仕上げる、トーンアップなど)
  • ンシーラー(シミや色素沈着、影などの色むらを隠し、肌に近い色に仕上げる)
  • ファンデーション(色むらなどをカバーしながら、肌全体を明るく仕上げる)
  • おしろい、仕上げ用パウダー(化粧下地、コンシーラー、ファンデーションなどのアイテムを肌に定着させ、明るさやツヤを感じる肌へと仕上げる)

思い浮かべてみましょう。

あなたがこれまで、「きれいだな…」と思った人は何人いますか?
共通する条件の中に、「肌がきれい」という条件が入っていませんか?
その人の肌はどんな肌でしょう?

「明るさと透明感、ツヤ」を感じる肌ではないでしょうか?

下まぶたの「山」全体を隠す方法と「影」だけを隠す方法の違い

それでは、効果的に「クマ」を隠す方法を紹介しましょう。

今日はオンライン会議が1件だけ…

ちゃんとメイクするのは面倒だから、パパっと簡単にベースメイクして、ポイントメイクも少しだけ…

そんな時に使うベースメイクのアイテムは何でしょうか?

”ファンデーションを顔全体にパパっと塗って、目もと口もとに少し色を塗って…”

という感じで仕上げていませんか?

それでも、オンラインの場合、ぼやけた状態の顔を作ってくれるので大丈夫だと言えば大丈夫なのですが、もっと効果的にメイクを仕上げられたらいいですよね。

※イラストはイメージです。実際の仕上がりとは異なる場合があります。

ファンデーションを顔全体に均一に伸ばした場合

「クマ」の影の部分と上と下のまぶたの山の部分をファンデーションで均一に仕上げると、イラスト①のような感じに仕上がります。

光と影の部分を意識せずに仕上げると、残念ながら深くて濃い色の「クマ」を隠すことは難しいです。

ちなみにこのイラストは、ファンデーションで仕上げることを前提に、カバー力を【50%】にして描いています。

※イラストはイメージです。実際の仕上がりとは異なる場合があります。

コンシーラーを下まぶたの影の部分だけに伸ばした場合

下まぶたの「影」の部分だけをねらってコンシーラーを塗布し、薬指でトントンと軽くたたくようにして軽く広げて仕上げると、イラストのような感じに仕上がります。

まぶたの山の頂上にある、あなた自身が作り出した「光」はそのままで、影だけを集中的に隠すと、深くて濃い「クマ」が隠れます。

ちなみにこのイラストは、コンシーラーで仕上げることを前提に、カバー力を【90%】にして描いています。

オンライン会議用 「パパっと仕上げるベースメイク」 の仕上げ方

それでは、オンライン会議にピッタリなベースメイクの仕上げ方を紹介します。

  1.  化粧水、乳液などで肌を整えた後、日焼け止め効果がある化粧下地を塗布します。
    ※室内でも紫外線は入ってくるので、日焼け止め効果のある化粧下地を選びましょう。
    ※全体的に肌がくすんでいる場合は、BBクリームなど肌を明るく整えるものを選ぶと効果的です。

  2. 「クマ」が気になる場合は、下まぶたの山の「影」部分だけにコンシーラーをのせ、薬指で軽くたたくように伸ばします。
    ※まぶたの影だけを集中的に隠すようにしましょう。まぶた全体にコンシーラーをのせると自然にできた「光」を隠してしまい、厚ぼったい印象に仕上がります。
    ※シミがある場合も、シミがある場所だけを集中的に隠すようにしましょう。

  3. 種類別名称が「おしろい」と書かれたパウダーで、顔全体を明るく整えます。
    ※最後に「おしろい」を塗布することで、アイブローやチーク、口紅なども定着しやすくなります。
    ※「種類別名称」は、商品の説明文に書かれています。

今日はオンライン会議が1件だけ…

そんな時は、あなた自身でつくった「光」で明るさや透明感、ツヤを前面に出し、「影」だけをひそめるベースメイクがピッタリです。

あなたの肌には「光=透明感とツヤ」が必ずある

メイクアップアーティストがベースメイクをするときも、隠した方がいいと思う部分だけに色をのせ、何種類ものパウダーを使いながら、顔をより立体的に見えるように仕上げていきます。

一般の方には難しい技もありますが、今回は比較的簡単にできる方法を紹介しました。

太陽や室内の光がある限り、あなたの肌は「光」のベールをまとうことができます。

パールやラメのメイクアップ効果で透明感やツヤを出す方法もありますが、自分自身がつくりだした「光=透明感とツヤ」を活かした、ナチュラルなベースメイクにも、挑戦してもらいたいです。

明日の予定に、オンライン会議はありませんか?

あなた自身でつくりだした「明るさと透明感、ツヤ」をまとって、会議に臨んでいただければうれしいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次