こんにちは。WEBライター歴4か月の鶴野ふみです。
10歳と7歳の息子がいる、ワーキングマザーです。
そろそろ勤続年数20年が見えてくるほどになりました。幸いながら、理解のある職場で、わたしのライフスタイルに合わせて、働き方を変えさせてもらいつつの20年です。
今回は、わたしの働き方の変遷を、少し振り返りたいと思います。
フルタイムから時短勤務へ
最初の働き方は「フルタイム」。9時半から18時半まで勤務していました。
育児休暇から復職すると、時短勤務で17時半退社をしていました。我が家と会社は少し距離があり、通勤は1時間程度。なので、保育園へのお迎えは18時半。延長保育を利用しました。
帰宅後は、流れ作業のように「夕食→お風呂→寝かしつけ」と時計をにらみつつの、怒涛の毎日。
このスタイルを長男小学校入学まで続けます。
待ち受ける「1年の壁」
働く母の間でまことしやかに語られる「1年の壁」というものをご存じでしょうか?
「もう、小学生になったら、楽だよねー」と周囲に思われがち。
でも、実は働く母にとって「小学校入学」は大きな関門なのです。
では、何が関門なのか?
その1.学童の時間は保育園より短い
当時の長男が利用していた学童は通常17時、延長しても18時まで。
18時半に帰ってくるわたしには、そもそも、間に合わない…
さらに延長を利用した場合は、直接学童へ迎えに行くなどの規則もあり、少しハードルが高すぎました。
その2.先生とのコミュニケーションが減る
保育園の場合はわずかな時間でも、毎日先生と顔を合わせ、ちょっとした話をすることができます。しかし、小学生はそうともいかない。担任の先生とお話しするのは家庭訪問の数分間が初めて、ということも珍しくありません。
ちなみに今年の息子たちの学校では、先生たちの「働き方改革」で、自宅の場所確認のみ。
家庭訪問自体がありませんでした。
自分の働き方を模索中なので、矛盾は承知の上ですが、家庭訪問はしてほしかったかな、とちょっと思ったり思わなかったり…(笑)
その3.入学とともに時短勤務は終わる場合が多い
会社によって違うのでしょうが、わたしの会社では、小学校入学とともに時短勤務は終了します。
このシステムの会社、多いのではないでしょうか。
その4.親のフォローが必要な場面が増える
一番困ったのが、コレです。具体的に言うと、宿題の答え合わせは親がする、ということ(これも学校によるのでしょうが。そして、これも先生の「働き方改革」の一環かな?)。
これが結構なシロモノで、よくできるお子さんなら、すんなり終わるのでしょうが、我が家では修羅場でした…
「だからーーー、アメが5つあるでしょ?そこにクッキー2つもらったら、全部でお菓子はいくつよ!?」
といけないとは思いつつ、声を荒げながら、宿題したりしたものでした。
あ、あと、連絡帳チェックも大事です。怠ると、夜寝る前に子から「明日、ラップの芯、持っていくから」とかいう無理難題をふっかけられたりします。
先生方も前から告知はしてくれているのですが、その告知に気づかないと、子からの超ギリギリの爆弾発言に頭をかかえることになります。
「1年の壁」、ほかにも「長期休暇の過ごし方とその期間のお弁当」や、「忍び寄る平日の保護者活動の増加」、「インフルエンザなどの学級閉鎖の波の襲来」など、結構あります。
当たり前ながら、保育園って働く保護者のための施設だったんだな、と改めてありがたく思う日々です。
時短勤務からパートタイマーへ
そもそも、学童がわたしの勤務時間に対応していないため、もう「こりゃ無理だわ」と長男の入学と同時に勤務体系をパートタイマーに変更しました。
いずれ時短勤務が終わった時には帰宅時間は19時半。
さすがに、わたしには、この時間まで小学生だけを家で待たせることはできませんでした。
もちろん、これはわたしの環境と力量、考え方の一つであって、小学生のお母さんでもフルタイムでバリバリ仕事をこなしている方はたくさんいます。
もっといろんな選択肢があればいいのに、とも思います。
キャリアダウンになるのかもしれませんが、わたしにとってはこの選択は間違いではありませんでした。もともと時間通りにならないとイライラしてしまう性分のわたしはこれ以上、時間的な制約が増えると、きっとずっと怒ったお母さんにならなくてはいけなかったはず。
それは子どもたちに、そしてわたしにも負担が多すぎると思ったのです。
まだまだ働き方模索中
次男も無事に小学校に入学した昨年が、わたしの「ライフワークバランス」元年です。
もう少し、自分の自由になる時間がほしい、通勤時間がもったいない、仕事と家事だけの毎日は嫌だ、などなど、さまざまな気持ちが芽生え始めました。
長男が生まれてからの10年のわたしの生活は「息子たち中心」。
息子が二人とも小学生となり、もちろん親の負担も増えたのですが、少し自分のことを考える精神的な余裕ができました。
WEBライターもわたしの「働き方改革」の一環。
少しずつ家でも仕事をする割合を増やすことができれば、と思っています。
おそらくあと数年後には、思春期を迎えた息子とのやりとりは今とは全く違うものになるでしょう。もう少し、「お母さん~」と近寄ってくる息子たちに寄り添う時間を大切にしたいと思います。
ライフステージに合わせた働き方、じっくり考えて、わたしも子に負けず、バージョンアップしていきます。