先日何人かで集まった時に、語学学習の話題になりました。
その時、数年前に英語を学ぶことを一念発起した自分の経験が頭に甦りました。
私はなぜ英会話の勉強を始めようと思ったのか
もともと英語の授業が始まった中学生の頃から英語が大好きでしたが、大人になってからは次第に遠ざかり、英語に接する機会は映画観賞のみとなっていました。
このままでは、好きだった英語に縁のない人生を終えてしまいそう、という焦りが自分のなかでくすぶり続けていたので、「できれば英会話をマスターしたい」という強い気持ちで再挑戦することにしたのです。
では、どの英会話教室を選ぶのか
まず、ネットでの検索から始めましたが、たくさんの教室があり、どれを選んだらいいのか、なかなか決めることが難しく、とりあえず複数の教室の体験レッスンを受けることにしたのです。
通学の利便性が一番のポイントで、梅田から難波までの地下鉄駅の近辺に絞りました。
いくつかの体験講座を通して感じたこと
どうせ習うのならネイティブ講師であることを第一条件として、4~5件を選び、それぞれの教室に足を運んでレッスンの説明を受け、実際に受講もしてみて感じたのは、グループレッスンで英会話をスムーズにマスターするのはかなり難しいということでした。
理由は「人前では日本人によくみられる気恥ずかしさから抜け出せない」というものでした。
次に、自分に回ってくる話す順番を待つだけでは、発言の機会がとても少ないことです。
また、ある教室では、私が申し込み欄に記入した「初級希望」という表現からの判断だと思いますが、まるで小学生が相手のような扱いを受けました。
一例を上げると、外国人講師が絵のカードを1枚づつ掲げて「これは何ですか?」と質問して「ライオンです」と私が答えるのです。こんな指導の仕方には違和感を覚えずにはいられませんでした。
こうなったら、「マンツーマン」でいこう!
グループレッスンに限界を感じた後に思いついたのは「マンツーマンなら自分が英語を話す時間も多くなるのでは?」でした。
そこで、再度ネット検索をすると、良さそうな「マンツーマンレッスン」サイトが見つかりました。しかも、講師のほとんどがネイティブです。
サイトに登録後、何ページもある講師のプロフィールから何人かを選ぶと、講師の詳しい情報がメールで送られてくるので、自分で講師に連絡を取る段取りになっていました。
サイト利用料は講師が決定した時点で、既定の金額を支払います。
レッスン場所はカフェが主流で、お茶を飲みながらのレッスンになり、その費用は自分持ちです。レッスン料はあらかじめ講師ごとに決められています。
同時進行で4人の講師とのレッスンが始まった
私の場合、リスニングは少しできるのですが、話す方はまったくダメでした。なかなか言葉が出て来ず、講師が一方的に話すスタイルになるのは避けられないことでしたが、それでも「やっているうちに上達するだろう」という希望を持つことにして、とにかく4人の講師とのレッスンを同時進行することになったのです。
本当は1人か2人の講師でも良かったのですが、登録サイト側の手違いが重なり、複数の講師に同時に習うにことになったのでした。
1人目はアフリカ系アメリカ人男性
梅田のカフェで、念願の個人レッスンのスタートです。初対面ですが、お互いに打ち解けた雰囲気で始まりました。
彼は早口の英語で話すので、リスニングも容易ではなかったのですが、外国人講師との生の会話は想像以上に楽しいもので、彼のレッスンは半年ほど続きました。
2人目はフランス人女性
淀屋橋のカフェでのレッスンになりました。
この方とのレッスンでは、簡単な質問事項のプリントが用意されていて、会話重視というよりも英語の授業のようで、私の希望とは少し違っていました。
それでも、とりあえず、2回目のレッスンの予約を入れておき、当日時間どおりにカフェに着いたのですが、彼女がなかなか現れないので、電話を掛けると、誰かと一緒で私とのレッスンをコロッと忘れていたのでした。
ショックですよね。
この頃になると、私が利用していたサイトに登録している講師には「腰かけ的なアルバイト感覚の人たちも多い」のがわかってきたこともあり、彼女との契約はここで終了にしました。
講師料についても、事前にしっかり決めておかないと、違った金額を要求されることもあるので、注意が必要です。また、予約していた講師がいつの間にか帰国していたということもありましたが、こういったことはよくあるようですね。
3人目はルーマニア人女性
場所は難波のカフェで、彼女は日本が大好きでした。日本での滞在歴も長く、女性同士ということもあって、共通の話題も多くて有意義なレッスンになりました。
その女性を選んだのは、私が学生時代に手紙をやり取りしていた、ユーゴスラヴィア人女性と同じ名前で、親近感を覚えたからでした。
本来は1レッスン1時間のところをまとめて2時間ということにして、ゆっくりと会話ができたので、私の満足度も高く、1年近く難波に通いました。
4人目はイギリス人男性
こちらは梅田のカフェで、月に2~3回レッスンをしてもらいました。
彼はジョーク好きで、ユーモアたっぷりのレッスンから私はたくさんのことを学びました。
外国人男性は女性の扱いが上手だとよく言われますが、彼と接していると、本当にそうだなと実感することもたびたびでした。
話題も豊富で、何時間一緒にいても飽きることがないし、たとえ自分で英語を上手く話せなくても、彼の話を聞いているだけで気持ちが通じ合うことを学びました。
英会話を本当にマスターしたいのなら「マンツーマンレッスン」
今まで読んでこられていかがでしたか?
英会話講師との1対1でのレッスンに魅力を感じていただけましたでしょうか?
グループレッスンがいいか、マンツーマンレッスンがいいのか、迷うところですよね。
そんな時は、体験レッスンなど、まず行動を起こすことをお勧めします。
まとめ
英会話をマスターするという目標を定めたら、教室を選び、その門を叩くことです。
マンツーマン形式のメリット
①カフェという空間が、リラックス感をもたらしてくれる。
②英会話が苦手な人でも遠慮なく講師に質問できるし、自分の言葉で気持ちを伝える機会を持てる。
③講師との人間的な関りを深めることができる。
④レッスンの日時を教室のカリキュラムに合わせないで済む。
グループレッスンのメリット
①一緒に勉強する仲間ができることで、「がんばろう!」という、いい刺激になる。
②教室によっては、さまざまな楽しい行事を提供してくれているので、経験も増えるし、交友関係も広がる。
③カフェ形式のグループレッスンを行っている教室もあり、気軽に参加しやすい。
※でも、一番のおすすめは、『グループレッスンとマンツーマンレッスンを両方とも経験する』ことなのかもしれませんね。