はじめまして。ライターの椿れもんです。
私は1974年生まれの、いわゆる団塊ジュニア世代。この歳までずっと独身で生きてきました。
実家を出たことがなく、今は母と二人、気楽に暮らしています。
突然ですが、なぞなぞのようなクイズです。
「結婚しないとできないことって、なーんだ?」
あなたはどんな答えを思い浮かべますか?
いろいろたくさん思い浮かんだ方もおられるかもしれません。
実は私、この答えは、たったひとつしかないと思っています。
結婚しないとできない、たったひとつのこと
それは……
「り・こ・ん(離婚)」
こんなことを言うと、身も蓋もない感じですが、
「なぜ結婚しないの?」と訊かれる度に、私は答えにとても困ってしまいます。
なぜ結婚しないというよりも、
「結婚したい積極的な理由が、特に無いから」というのが私の答えなのです。
逆に、
「なぜそんなに結婚したいんですか?」
と訊き返して、納得のいく答えをもらった記憶がありません。
私の両親や親戚、友人・知人など身近なところでいろいろな夫婦を見ていても、私の感覚では特に羨ましいと感じることが無いのです。
こういう話をしていると、よく挙がるのが経済的な理由です。
でも、それだったら、別に相手が異性の恋人である必要は無いですよね。
同性のお金持ちと一緒に暮らせば、問題解決。
そして、愛する人と一緒に暮らすだけなら、結婚でなくても同棲でも可能だし、出産や育児だって、未婚のままシングルでしている人もいます。
結婚しなければ絶対にできないことではありません。
何も無いけれど繋がっている、そんな絆にキュンとくる
恋愛はしたいけど、結婚は別に……と、私は思っています。
法律があるから、紙切れ一枚で守られているからではなく、
何も無いけれど繋がっている。
そんな絆の方がピュアで、キュンときます。
私は、体質的に子供を産むことは難しいと、若い頃からずっと言われてきました。
もし結婚するならば、
「“バツありで子供のいる人”の方が、気が楽だなぁ」
なんて思っていた時期もありました。
でも、今ではもうそんなことすら考えなくなり、これからの人生は、好きな場所で好きなことをして、気の合う仲間と程よい距離感で一緒に暮らせたらなぁと思い描いています。
私は自分自身が、未婚・子なし女性のロールモデルとして、こんな人生も楽しくて素敵だよ! ということを、どんどん発信していきたいのです。
同じ境遇の女性が生きづらさを感じなくて済むよう、またその生きづらさを少しでも緩和するお手伝いをしていきたいと考えています。
「言葉のご馳走」で日本人の幸福度を上げたい
私は2014年から2年間、公募委員として、地域のまちづくり活動に参加しました。
学生でもない、高齢者でもない、子育て世代でもない。かといって、バリバリのキャリアウーマンというのでもない。
そんな私のような人間は、行政から見向きも期待もされない、しっくりくる属性がない。
何とも言えない居心地の悪さを常に感じていました。
結婚していない、子どもがいない。
それだけで、半人前扱いされたり、役立たずのように言われたりする場面は数知れず。
まるで、日本の少子化はお前のせいだと言わんばかりの、心無い言葉の暴力たち。未婚・子なし女性は、なぜこんなにも肩身の狭い思いをしないといけないのでしょうか。
仕方なくではなく、未婚・子なしの生き方を積極的に望んで謳歌する女性が、もっとキラキラ輝ける、そんな世の中であってほしい。
だから、そのために、まずは私自身が自分の生き方に胸を張って、私自身がロールモデルとなって、発信していこうと思っています。
そして、「言葉のご馳走」で日本人の幸福度をほんの少しでも上げたいのです。
次世代に残す魂のDNA
目には見えないけれど
世界にはいつも
魂の音とリズムがある
響き合うものを
持った者どうしが
感じて反応できる
魂のセッション
反応して 勇気を出して
奏でた音が共鳴しあって
奇跡のメロディを紡ぎ始める
それは 世界でいちばん美しく
愛にあふれた音楽
かけがえのない この音楽を
「言の葉」というカタチをした音符で
五線譜に書き綴り
未来へ向かって 歌い続けたい
これが私の生きた証
次世代に残す
魂のDNA
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これは、未来を明るく素敵に彩る、言葉のメロディをイメージして創作したポエム。
私の心からの、魂の叫びです。
「生涯シンガー・ソング・ライター宣言」
いろいろやっているけれど、傍目には未婚・子なし・フリーターのアラフォー女子。
未婚・子なしの私には、言葉isわが子。
血を分けた子どもが居なくても。自分の命が尽きても。
私の書いた文章は、未来の誰かの役に立つことがあるかもしれません。
闇に迷い込みそうになった誰かの足元や孤独な心を、優しく照らす光になれたらいいなと思っています。
「信じる者は救われる」
昔からよく言われるフレーズです。
私は、これに加えて、さらにもうひとつ、
「信じるものに救われる」
ということを信じています。
私は「言葉のチカラ」を信じているのです。
この記事は、そんな私の「生涯シンガー・ソング・ライター宣言」です。