こんにちは、ライターの大杉おれんじです。
唐突ですが、記事を書くときは最初に構成を考えることが大切、ってご存知でしょうか。
実際に調べてみると、リアルなライターさんも、Twitter内のライターさんも、同じようなことをおっしゃっています。
分かっているつもりで、なんとなーく構成を考えてきました。いや、考えているつもり、でした。
私のばあい、文章を書く方法は、学校で習った『起承転結』 が基本です。
最初にエピソードがあり、そのエピソードがだんだん膨らんでいきます。どんでん返しが起こって、どうなるかハラハラしますが、最後はハッピーエンドとなっておしまい、です。
恥ずかしながら、これが構成だと思い込んで、気付かぬままに同じ方法で記事を書いていました。
すると、どういうことが起こったと思いますか?
はい、当たりです。ゴールにたどり着けないのです。
エピソードを膨らませれば、あっちこっちと思わぬ方向に展開します。とても楽しいんですけどね。
そして、展開の先のゴールはバラバラなのです。
ハラハラさせるつもりが、自分でハラハラしていました。
今回は、そんな悩みからヒントを得て、どうすれば簡単に構成できるか、をまとめました。
Web記事にはテンプレートがある
ライティングをしている方なら、ご存知だと思いますが、Web記事のテンプレート(ひな型)は次のとおりです。
導入、本文、まとめの3部から成り立ちます。
代表のテンプレートです。読まれやすい記事という目線で作られています。
今回は、このテンプレートを使って構成を考えました。
最初にテーマを決める
まず初めにテーマを決めます。
ここでのテーマとは、誰に何を伝えて、どのような感想をもってもらいたいか、です。
誰に何を伝えるか、を考えて記事を作成しても、私の場合、軸が定まらないことがありました。あれもこれも伝えよう、このエピソードも盛り込もう、とあらゆる方向に膨らんでしまうのです。
結局、何が言いたいの?となりがちでした。だから・・・
誰に何を伝えるかだけでなく、落としどころを決める
最初に、落としどころまで決めます。どのような感想をもってもらいたいか、と考えてください。
まだ、メモ書きでかまいません。しかし、これが最初にすることです。
この記事の場合、『構成で悩んでいる方に、構成の方法を伝える』 と決めました。
読んだあとの感想は、『分かり易い~』 を狙いました。
それから、どんな方法がいいかしら、どんな解決策があるかしら、と考えました。
解決策とは具体的なもの
考えたところで、頭の中からアイデアが湧いてくるわけではありません。
迷わず、ググりましょう。ひたすらググって、ピンとくるものを探してください。ピンとくる具体的なことがみつかる、まで探してください。
この記事では、構成はいくつかの要素でできている、ことをみつけました。
「タイトル」「見出し」「まとめ」「本文」 などなど、これらは全て要素です。
じゃあ、こうした要素を、具体的にどうすればよいのか、それを示せばいいんじゃないの!
順番を示せば、わかりやすいに違いない!
構成で悩んでいる人に、分かり易いと思ってもらえるような、具体的な手順を示そう!
テーマが決まりました。
次、行ってみましょう。
次は見出しを考える
具体的なものが見つかったら、次は、見出しを考えます。
この記事では、要素と順番を伝えることが具体的なもの、です。そして、具体的なものと見出しは、ほぼ同一となります。
伝えたい具体的なもののまとめが見出し
具体的なものがみつかれば、それを箇条書きします。それから、箇条書きに対して文章を2~3書きます。
まだまだメモ書きでかまいません。
さて、文章2~3のかたまりの代表には、どんな言葉をおきますか?
それが見出しになります。
見出しは、その文章のかたまりにある『一番伝えたいこと』 です。
しかしながら、『○○について』 という表現は、短いですし、あいまいすぎます。イメージできる分かりやすい言葉が望ましいです。
見出しを考えながら、まとめを考える
まとめ、ってどのようなものを書けばいいと思いますか。
まとめって、オチのことでしょ。ですよね、関西人ですもの。
私、ずっとオチが必要だと思っていました。いや、必要じゃないとわかってもオチをつけたい。
実際に記事を書いてわかったことは、「まとめは見出しの列挙でかまわない」 ということです。
伝えたいことを簡潔にまとめたものが見出し、それを列挙すると、記事全体のまとめになります。そこに、少しだけ意図や意見を添えると、りっぱなまとめになります。
実は、見出しを考えながら、まとめ部分もできることとなります。
構成って、意外と簡単でしょう?
最後にタイトルを書く
この時点でも、まだPCに向かっていません。
記事ノートに、消しゴムも使わずぐちゃぐちゃとなぐり書いています。
それでも、そのノートからは構成の骨格がくっきりと浮かび上がってきます。
そうなれば、シメタものです。
私は、次の質問を自分自身になげかけました。
構成で悩んでいる人は、どんなキーワードで記事を検索すると思いますか?
「構成」「記事」「初心者」「方法」・・・。
キーワードを思い浮かべながら、タイトルを決めます。
色んな記事を読んでみると、タイトルの大切さが分かるでしょう。タイトルが面白くないと、記事は読んでもらえません。
キーワードサジェストツールもあるようですので、利用するのも一つの手ですね。
まとめ
記事の構成は、順番を守れば簡単にできます。
最初に、テーマを決めます。
誰に何を伝えたいか、そして、具体的な解決策まで決めちゃいましょう。
次に、見出しを考えます。
解決策のかたまりを代表する言葉が見出しです。見出しを考えながら、まとめちゃうこともできます。
最後にタイトルを決めます。
タイトルはSEO対策にかかわります。記事の顔です。素敵なタイトルを考えてあげてください。
テーマを考えるとき、以前の自分に向けて発信すればいいよ、という記事をいくつも読みました。
そんなヒントから、構成に悩む自分と、じっくり向きあってみました。
おかげさまで、ハラハラすることもなく、ゴールまで1本道でした。
参考になれば幸いです。