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あなたの仕事も奪われる!? AI時代の働き方と、ライターとして今後意識すべきこと

こんにちは、”人間ライター”のコータローです。

“AI(人工知能)”という言葉があちこちから聞こえてくるようになりました。
現在は3度目の「AIブーム」だと言われています。

「AI将棋ソフトが名人に勝利!」
「自動運転車の実用化はもう間近」

正直、こんなニュースも今までは、どこか遠くの世界の出来事のように聞いていました。しかし、身近なところでも、徐々にAIの脅威?が差し迫ってきています。

AIが小説を書く時代が来た

大手出版社や新聞社、広告会社では、もうすでにAIライターの実用化が進んでいるそうです。

また、2016年3月には、人工知能が書いた小説が”星新一賞”の一次審査を通過したというニュースが世間を騒がせました。

夏目漱石の書いた文章を読み込ませて、夏目漱石風の新しい小説を書く。そのレベルのことはもうすでに現時点で実現可能だそうです。

うーむ、困った。

「お前はこれからはライターの道を歩むのじゃ!」

心の中のリトルコータローにそう言われて、「よし、この先もの書きとして頑張っていこう!」と覚悟を決めていた身としては、もはや他人事ではいられません。

テクノロジーの進化により、この先、僕たちの生活や暮らしにどのように変化していくのでしょうか?

Google創業者のラリー・ペイジは2014年にこう発言しています。

「20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される」

ライターの仕事も将来はAIに奪われてしまうのでしょうか?

これから来るべき「AI時代」の働き方や、ライターとして生き残るために何を準備しておくべきなのか、少し真剣に考えてみました。

シンギュラリティとは

“AI”という言葉は、今や誰もが聞いたことがあると思いますが、では”シンギュラリティ”という言葉はご存知でしょうか?

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人口知能(AI)が発達し、コンピュータの知能が人間を超える現象、またはその瞬間を意味する言葉のことです。

その特異点を迎えるのが2045年だと言われているので、「2045年問題」とも呼ばれています。

この記事を書いている今が2018年なので、あと27年後です。

そんな大変化がもう目の前まで来てるんですね。

AIがあなたの仕事を奪う?

シンギュラリティが本当に来るかどうか、またその時期については専門家の中でも色々と意見が分かれているようです。

しかし、馬車が自動車に代わって、馬の仕事がなくなったように、今当たり前のようにあるものがどんどんコンピュータ化されていくのは確実です。

馬はきっと喜んだに違いありませんが、私たちは自分の仕事がこの先どうなるか、ちゃんと考えて準備しておかなくてはいけません。

次のような仕事は、コンピュータによって取って代わられる可能性が高いと予測されています。

(参考:オックスフォード大学でAIなどの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授の論文「雇用の未来」より)

・スーパー店員(レジ係)
・バス、タクシー、電車の運転手
・経理事務員
・ビル清掃員
・ホテルの受付係
・銀行の窓口係
・新聞配達員
・スポーツの審判
・レストランの案内係
・義歯制作技術者
・訪問販売員
・露店商人
・自動車組立工
・保険の審査担当者
・通訳
・プログラマー
・etc

一方で、なくなる可能性が低いと言われている仕事もあります。

・デザイナー
・精神科医
・クリエーター
・カウンセラー
・アナウンサー
・作詞家
・作曲家
・評論家
・芸術家
・etc

創造性(クリエイティビティ)や協調性が求められる仕事、他者の理解や、説得、このようなスキルが求められる職業は、AIやロボットに代替されにくいと言われています。

AIにも得意なことと、苦手なことがあるようです。

ライターが生き残るために意識しておくべきこと

ニュースのように事実だけを書いた記事や、キュレーションなどのネット上のデータを収集・分析してまとめる、いわゆる”まとめサイト”のような記事ばかり書いているライターは要注意です。

人間がちまちま時間をかけて調べていたことも、AIなら一瞬でできてしまいます。

むしろ、そのような単純で機械的な作業はコンピュータの得意分野ですので、AIライターに任せてしまった方が良いと思います。

この先、生き残るライターとは「AIが苦手なことがちゃんと出来る人」だと思います。

例えば

・1次情報をちゃんと言葉に出来る人
・コミュニケーション能力が高い人
・読み手や、発注者の求めているものを、ちゃんと理解できる人
・オリジナリティのある人
・変化に柔軟な人

総じて「クリエイティビティ」と「コミュニケーションスキル」を高めることが重要だと言えそうです。

まとめ

この先、間違いなくWebや紙面(誌面)にはAIが書いた文章で溢れかえるでしょう。

(冒頭で”人間ライター”と変てこな自己紹介をしたのは、将来どっちが書いた記事か分からなくなるのを防ぐためです)

処理能力や生産性では我々人間はコンピューターの足元にも及びません。

僕がうんうん唸りながら何時間もかけて、必死で言葉を絞り出しているうちに、コンピューターは一瞬で何千、何万文字書くことができます。

しかし、AIにも得意なことと苦手なことがあることが分かりました。

ライターという仕事は、減るとは思いますが、決してなくならないと思っています。

AI時代を生き残るためには

まず、AIと人間の得意分野、苦手分野をそれぞれ理解すること。

そして、”AIライターと人間ライターが共存するためのスキル”を探して強化しておくことが重要だと思います。

(おわり)

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