兼業ライターが語る、WEBライターと相性の良い意外な職種3つ

兼業ライターが語る、WEBライターと相性の良い意外な職種3つ

WEBライターの椿れもんです。

クラウドソーシングでWEBライターの仕事を始めて、およそ7ヶ月が経ちました。

お蔭様で、定期的に継続してご依頼をくださるクライアント様に恵まれ、自分のペースで楽しくお仕事をさせていただいています。

WEBライターを始める前から、複数の仕事を掛け持ちする、一見するとフリーターのようなスタイルで仕事をしていました。今も、専業ライターではありません。

「じゃあ、本業は何をしている人なの?」

そう訊かれると、どう説明したら良いものかと、考えてしまいます。

私にとって、「複数の仕事の掛け持ち」という働き方は、「本業+副業」という単純な認識ではないからです。

専業ライターじゃない。でも、副業ライターでもない。

あくまでも、ライター業は私の仕事の一部。

そんな、「兼業ライター」である私の経験から、WEBライターと相性の良い意外な職種についてお話ししたいと思います。

 

就職超氷河期世代の私の波乱万丈な職歴

昭和49年生まれ、就職超氷河期に就活を余儀なくされた私の社会人生活は、内定していた個人商店に理不尽な内定取り消しを受けたところから始まりました。

失意と空白の約2ヶ月を経て、幸運にも公益法人の事務職員として中途採用されたのですが、そこはぬるま湯のように暇で、勤続年数以外に誇ることがないような中高年だらけの職場でした。

アフター5は、人材派遣会社へ登録に出向いたり、資格取得や習い事に励んだり。そんな私には、いつ何時でも転職できるように備えるという癖が、いつしか付いていました。

在職中に転職活動を密かに進め、医療事務の資格を取得。正式に転職が叶うまでの間も、こっそり週1回だけ派遣で医療事務・受付をしていました。

半年かかりましたが、ようやく個人クリニックでの医療事務として転職。

しかし、わずか9ヶ月で院長都合によりクリニックが突然の閉院。事業所都合の解雇なので、すぐに失業給付を受給しながら職業訓練でOAインストラクター養成講座を受講。

1年後、福祉系ベンチャー企業の営業事務として再就職しました。残業の多い職場だったため、母のうつ病をきっかけに、勤務日数を減らしての勤務を続けるも、新たな道を模索すべく退職。

アロマコーディネーターとして起業するも、思うような収入は得られない日々が続きます。

派遣スタッフや臨時アルバイトとして、いろいろな職場を渡り歩きながら、したいことをするための気力・体力を失わない範囲で働き、最低限の収入を確保する生活でした。

ひょんなことから、2008年10月に婦人雑貨店のショップオーナーとして、店舗経営をすることになるのですが、経営の才覚もなく大きな赤字を出してしまい、2014年5月には完全撤退という結末を迎えることとなりました。

表向きにはショップオーナー。でも収入は…

ショップオーナーだった約5年半の間、私の本業は、表向きにはショップオーナーでした。

でも、赤字経営が続くと、自分の給与は実質ありません。

事実、出稼ぎのように、よその職場でアルバイトをしていた時期があります。

 

この頃から、私の中での本業と副業の境目がよくわからなくなりました。現実的には、現金収入の大半を得ているアルバイト先を本業だとは思えなかったからです。

いつの日か、もう一度これだと思える本業で再起するまでの「世を忍ぶ仮の姿」として、そこにいるのだという認識でした。

 

これは、失礼な例えになるかもしれませんが、売れていない役者さんや芸人さんのケースでイメージするとわかりやすいと思います。

全収入の大半がアルバイトで得たものだったとして、果たしてその役者さんや芸人さんは、自分の本業を訊かれた時、どう答えるでしょう?

おそらく、どれだけ本業の収入が少なく、アルバイトの収入で生計を立てていたとしても、あくまでもアルバイトは副業。

「役者です」「芸人です」と答えるのではないでしょうか。

あるいは、売れっ子になってからでも、仮にサイドビジネスでの収入の方が多かったとしても、本業はあくまでも役者、芸人だと答える人はいますよね。

なので、他人や世間からどう思われたとしても、本人がどちらを本業と捉えようが自由なわけで、どちらの収入の方が多いかなんて、全く余計なお世話なのです。

 

兼業ライターと相性の良い職種 その① コールセンターのオペレーター

これまで、数多くの職場で非正規雇用のスタッフとして働いた経験を持つ私ですが、最も経験が長い職種が、コールセンターのオペレーターです。

対個人、対法人含め、様々な電話の受発信業務に携わってきました。

学生時代のアルバイト経験も加えると、かれこれ20年以上のキャリアがあります。

 

今も、昼間は週に3回ほど、某企業でインターネットのテクニカルサポート窓口のオペレーターをしています。

クラウドソーシング初心者だった私が、ランサーズに登録してわずか3ヶ月で認定ランサーに昇格できたのは、ひとえにコールセンターでの長いキャリアがあったからだと断言できます。

一見すると、書くことと話すことに、何の関係も無いように思うかもしれません。でも実は、この経験こそが、WEBライターとして案件を受注するのに、とても役立っているのです。

 

コールセンターの仕事は、電話の向こうの相手と言葉だけでやり取りをします。

例えば、問い合わせ電話の受電の場合なら、ユーザーの困りごとをいかに的確かつ迅速に、解決まで導くかが腕の見せ所です。

また、発信の場合も、相手に好印象を与えて、いかに多くの契約を取るかが勝負です。

 

顔の見えない相手に、言葉を駆使して、喜ばれる結果を出す。
そして、その対応履歴の詳細を文章で残していく。

それが、コールセンターのオペレーターの仕事です。

日々、様々な内容の電話対応を数多く経験しているので、相手の要望を聞き出し、困りごとを解決することには慣れています。

これが、クラウドソーシングでの仕事に、大きな強みとなるのです。

コミュニケーションスキルがものを言うクラウドソーシングの世界

もちろん、ライターとしてのライティングスキルが高いに越したことがないのは、言うまでもないことです。

でも、それ以前に、クラウドソーシングで仕事をするには、まずオープン案件に提案して、受注に至らなければ話になりません。

提案文の作成の仕方から、受注を勝ち取るまでのメッセージのやり取りにおいて、コールセンターの業務で培った経験を使えば、本当に簡単です。

私の場合、自分の得意なジャンルと、無理のない納期、妥当な単価の案件を狙って提案すれば、8割近い確率で受注に至ります。

そして、大半のクライアント様から継続してご依頼をいただいています。

 

ライターにとっての商品・サービスである、「記事のクオリティ」はもちろんですが、記事を納品するまでのメッセージのやり取りもまた、商品の一部なのです。

メッセージのやり取りの段階で、どこまで相手に気持ち良くなってもらえるか。
ここで好感触を得ることができれば、受注率はグンと上がります。

コミュニケーションスキルが高ければ、初期段階でのライティングスキルの未熟さは補えるということです。

さらに、コールセンターのオペレーターという職種は、電話が苦手な人が増えている昨今、引く手あまたです。

比較的、好条件で仕事があります。

また、シフト勤務で残業が無い職場が珍しくないため、スケジュール管理が容易です。

ライターとして執筆作業に充てる時間を確保しやすい職種だと言えます。

 

兼業ライターと相性の良い職種 その② 病院の夜間救急受付

私はコールセンターのオペレーター以外にも、実は「夜の顔」を持っています。

夜の顔と言っても、水商売ではありません。

地域の中堅医療機関での、夜間救急受付(事務当直)です。

いわゆる「ワンオペ」勤務なので、急患ラッシュの時は大変です。でも、患者さんが来ない時には、何をしていても良いという環境なので、ノートパソコンを持ち込んで書きものし放題。暇な夜は、夜勤の報酬を得ている時間を使って、堂々とライター業務に勤しむことが許されています。もともと夜型人間な私には、まさに打ってつけです。

地域や医療機関によって、夜間救急の忙しさや勤務体制は様々だとききますが、夜型人間の人は、一考の価値ありですよ。

 

兼業ライターと相性の良い職種 その③ ラジオパーソナリティ

複数の仕事を掛け持ちしている私には、他にもまだ別の顔があります。

それは、ラジオパーソナリティ。地元のコミュニティFM局で、パーソナリティとして週1回、生放送を担当しています。

 

担当する番組内で取り上げる話題の情報収集と、受注した案件を執筆するための情報収集は、一部兼ねることが可能です。

納品した記事を丸ごと朗読するのでない限り、調べて得た知識や情報を、ラジオのネタとして使いまわしすることができます。

病院での夜勤中に書きものをするのと同じく、時間の節約ができるので、仮に単価が少々安い案件でも、「ま、いいか」と思えることがあるのです。

 

それでも、「副業ライター」って名乗らなきゃダメですか?

「働き方改革」が声高に叫ばれる今、副業が認められやすい時代となりました。

そして、パソコン1台とインターネット環境さえあれば、いつでもどこでも仕事ができるWEBライターは、「ちょうどいい副業」の代表的なものとして語られがちです。

でも、「WEBライター=副業」っていう思い込み、そろそろ捨てませんか?

できることなら、ライターを本業としたいけれど、安定収入を得るために他の仕事も必要だから、「本業:ライター、副業:〇〇」という兼業スタイルを選ぶ。

そういう、世間のイメージとは真逆の人がいたっていい。

あるいは、一生いろんな仕事を掛け持ちする中のひとつとして、「ライターも」するという「欲張りな兼業」があったっていいじゃないですか。

 

大切なのは、どっち(どれ)が主か副かではなく、自分にとってベストなライフワークバランスを見つけること。

「心身の健康」や「幸福感」と「生活していくために必要な収入」が、ちょうど良いバランスで得られれば、それが正解だと私は思っています。

 

まとめ

私は現在も、WEBライター以外に「コールセンターのオペレーター」「病院の夜間救急受付」「ラジオパーソナリティ」の3つの仕事を掛け持ちしています。そして、徐々にWEBライターとしての活動に軸足を置くべく、兼業の割合は随時見直しをしています。

この記事が、ライターを本業としながちょうどいいバランスで両立できる副業を探している人の参考になれば幸いです。また、副業ライターという言葉に違和感を覚えたり、反発を感じたりしている誰かにとっての救いになったら、この上なく嬉しく思います。

 

 

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椿れもん

椿れもん

ライティングを学んで3年、2018年秋から兼業ライターとして活動を始めました。 それ以前は、10代、20代の頃に詩歌集を自費出版、30代では共同出版の経験があります。また、起業家コミュニティで11年間、メルマガ編集責任者をしています。