毒舌ライターが「叱る5歳児」にイラッとする心理を分析してみた

毒舌ライターが「叱る5歳児」にイラッとする心理を分析してみた

WEBライターの椿れもんです。

私は小さい頃から、かなりの毒舌です。
良く言えば裏表がなく、悪く言えばデリカシーがありません。

心の声がうっかり漏れ出たら、命がいくつあっても足りないなといつも思っています。

 

そんな私は、毒舌キャラの芸能人がバッサリ言い切ってくれるバラエティー番組が大好き。

でも、「2018ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンにも入った「ボーッと生きてんじゃねーよ」の決め台詞でお馴染みの、あの番組だけはどうしてもイラっとします。

えっ、意外ですか?

何であんなにもブームになって、皆が楽しそうに叱られたがっているのか、私には不思議でたまりませんでした。

イラっとする理由の説明がつかないことに、ますますイラっとしてしまうので、今回はその心理を分析してみることにしました。しばしお付き合いくださいませ。

 

生まれつきの腹黒オンナ

実は私、生まれつきの腹黒オンナです。

「ちょっとぉ、見て! この子、顔も腕もこんな白い色してんのに、お腹だけ黒いわ!」

と、驚いて大きな声でそう言った母に、周りにいた看護師さんたちは、「あら、ホンマや!」と真顔で言われたのだとか。

お蔭さまで、成長するにつれて、お腹のお肉は白くプヨプヨになりました。

七難隠すと言われる、正真正銘の真っ白です。

 

えっ? 皮膚の表面じゃなく、お腹の中身はどうなのかって?

それは、あなたのご想像にお任せいたします。

 

土曜の朝、私をイラっとさせるあの番組

NHK総合テレビで2018年4月から放送され、大きな話題となった雑学クイズ番組『チコちゃんに叱られる!』。

この番組は、「永遠の5歳児」であるチコちゃん(声の担当は、お笑い芸人の木村祐一。ボイスチェンジャーを使用)が、素朴で厄介な疑問を投げかけ、それに対してナインティナインの岡村隆史やゲスト出演者らが答えるというスタイルで始まります。

そして、不正解の大人たちを、チコちゃんが「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叱り、チコちゃんから答えが明かされます。さらに、専門家の見解や再現VTRなどが流れるという進行です。

 

兼業ライターの私は、土曜日の予定は週によっていろいろ。出勤日場合は、たいてい7時30分から8時頃に起きます。

我が家の食卓のテレビチャンネルは、昔からNHKが基本。

母が見ている朝ドラに続いて、「どうもー、チコでーす」というあの声が聞こえてくる土曜の朝、私の苛立ちは一瞬でピークに達します。

文句を言いながら無理に見る必要はないので、チャンネルを変えれば良いだけの話なのですが、私がお弁当を作ったり、朝風呂に入ったりする時、母はそのまま見ているので、どうしても聞こえてきてしまうのです。

では、いったい何が私をそこまでイラっとさせるのでしょうか。

よくよく考えてみると、3つのポイントがあることに気づきました。

 

イラっとポイント その1「声が嫌い」

何を隠そう、私は声フェチです。

好きな芸能人は、福山雅治、阿部寛、斎藤工、高橋克典など、イケメンでセクシー、そしてイイ声の持ち主ばかり。

どんなにイケメンでも、素っ頓狂な声だと幻滅してしまいます。

女性の声は、低すぎたり高すぎたり、ねちっこくまとわりつくようなのは苦手です。

あの「永遠の5歳児・チコちゃん」の声は、受け付けないとまでは言いませんが、正直言って好きな声ではありません。

 

イラっとポイント その2「話し方が嫌い」

声だけでなく、大人を小馬鹿にしたような、あの話し方にもイラっとさせられます。

そういうキャラクター設定なんだから、素直に楽しんで視聴すればいいじゃないかと言われればそれまでです。

確かに、いちいちイラっとするなんて大人げないのかもしれませんが、人の好き嫌いというものは理屈ではなく、嫌いなものは嫌いなので仕方ありません。

 

イラっとポイント その3「自分で言わないズルさが嫌い」

チコちゃんは、おかっぱ頭の女の子で、着ぐるみの体とボイスチェンジャーで加工された声、そしてCGを駆使して作られた顔という要素からなる、生意気で毒舌な「永遠の5歳児」というキャラクター設定がされています。

専門家が上から目線で一方的に語るのではなく、強面の芸能人が一喝するのでもなく。

5歳の女の子が、驚くほどに冷めた視点で、大人顔負けの発言や子供らしからぬ鋭い分析をする、というギャップが面白く、人気なのだとか。

こうした「キャラクター設定」を巧みに利用することで、いわゆる「炎上」とは逆の反応が得られるからウケたのだ、と分析する専門家の記事をどこかで読んだ時、私はとても納得しました。「だから私は、チコちゃんにイラっとするのだ」と、ようやくスッキリしたのです。

私は、「○○さんが言ってたんだけど」などと言って、実は自分の意見を遠回しに主張してくるような、ズルい人が昔から大嫌い。

「人をダシにせず、言いたいことは自分の意見として、堂々と言えばいいやん」と思ってしまいます。

つまり、チコちゃんという小生意気なキャラクターを借りて毒を吐かせることで、炎上を回避し共感を得るという、世間にウケた要因こそが、私を苛立たせる最大のポイントだったんですね。

 

炎上上等と腹をくくれるか

SNSの発達で、誹謗・中傷が殺到するいわゆる「炎上」トラブルが増加している今の時代、発信者には悪意がなくても、執拗に叩かれてしまうこともあります。

企業のCMが放送自粛に追い込まれるケースも後を絶ちません。

 

名前を出して、自分の意見を堂々と言うことはリスクを伴います。でも、それを恐れてばかりいては、何も発信できなくなってしまいます。わざわざ炎上を狙う必要はないけれど、過剰に恐れて気にしすぎることもないと、私は思うのです。

炎上上等と腹をくくるくらいの気持ちで発信したいと、常々思っています。

 

チコちゃんのようなキャラクターに限らず、代弁者に言わせてスッキリした気になるなんて、私から言わせれば中途半端。

そして、自分は傷つきたくないけど毒は吐きたいなんて、ちょっと虫が良すぎやしませんかね?

まとめ

WEBライターの端くれとして、様々なところで書かせていただけるようになった私ですが、配慮はしても、変な遠慮はしたくないと思っています。

決して、ボーッと生きているつもりはありませんが、「ビビッて書いてんじゃねーよ」と突っ込まれないように、これからも堂々と、切れ味鋭い文章を書いていきたいものです。

 

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椿れもん

椿れもん

ライティングを学んで3年、2018年秋から兼業ライターとして活動を始めました。 それ以前は、10代、20代の頃に詩歌集を自費出版、30代では共同出版の経験があります。また、起業家コミュニティで11年間、メルマガ編集責任者をしています。